suimin-ing-days

一に睡眠、二に睡眠、三、四睡眠五睡眠

夏が終わった

慌ただしく汗ばむ日々も過ぎ行き、気が付けば9月を飛び越えて10月。

凪ぐ風はすっかり秋風となり、昼は心地よく、朝夕は少し冷える。金木犀の香りも漂うようになった。

 

今年も夏が終わった。

夏はなんやかんや言いながら好きだ。もちろん、命に関わる猛暑であった今回の夏でも。

明るくて、空が青くて、蒸し暑いけどその分冷たさが心地よくなる。カップに結露が付いたアイスカフェオレが美味しくて、冷え冷えの部屋に入ると気持ちいい。私の誕生日が夏にあるという理由もある。

そういえば、梅雨は早々に明けたのだった。特に関東甲信越としては最後の方は雨より暑さの記憶が大きく、気が付いたら例年より20日以上早い梅雨明け宣言が出されていた。そして6月にもかかわらず真夏日があったり。7月も真夏日、摂氏40度なんて日もあった。

さすがに頭がおかしいとも思った。5分歩くだけ、電車を待つだけで全身から汗が噴き出る。特にこの夏は新入社員研修のため地下鉄を使っていたが、混雑と蒸し暑さが掛け合わされたまさに阿鼻叫喚であった。なぜか車窓のブラインドが存在しないためギラギラとした日差しが直で入る。車両内には人の重なった熱気と元来の熱気がこもり、揺れる度隣に立つ人の腕が触れベタつきを覚える。

滝のような汗が全てを流していくため、顔や頭をいくらいじっても無駄な気さえした。それでも外界に出て行くのだからという小さな見栄でいじっていたが。

台風もやたらと日本上陸していた記憶がある。丁度帰りの通勤時間帯と重なり、もう帰っていいよと言われてラッキーと思ったこともあった。

 

今年は平成最後の年だから、平成の夏が終わってしまったこととなる。

そうか。終わってしまったんだな、というあっけない気持ちだ。夏があまりにも明るくて暑かったから、去ってしまうとそれはそれで物足りなさも感じる。

夕方すぐに空が暗くなってしまうことや、夜布団がないと寒くなってしまうことに気が付いて、誰かを亡くしたときのように寂しくなった。

 

秋の方が好きではあるけど、夏も夏で好きだ。