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ソフトコンタクトレンズを購入した(メモ)

2か月程前、ソフトコンタクトレンズを購入しました。
その際(主に装着に)すごく苦労したので忘備録として書いておきます。
最終的に、眼科に二回通って練習をすることで自分で装着ができるようになり晴れて購入はできました。

珍しく「実際にやったこと」の記事です。時系列で振り返ります。

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2015年 春

  • 成人式のためにコンタクト買おう!と思い立つ

私は視力がとてつもなく低いです。裸眼だと階段を下りる足もおぼつきません。

「目に異物入れるの怖いし…」という単純な理由で普段は眼鏡をかけているのですが、成人式という一大イベントが立ちはだかります。

やはり見た目的に眼鏡じゃないほうがいいだろう、しかし裸眼じゃみんなの顔わからない。じゃあコンタクト買うかー…、という風になんとなく昨年四季の予定を聞いたときから思っていました。

 

2015年 冬

  • それから月日は過ぎ、冬期休暇。あれ?やばくない?

コンタクトは店頭や通販で購入もできますが、とりあえず初回なので眼科で処方箋をもらおうという方向になっていました。
自分じゃコンタクトを購入してもきっと怖くて着けれないことも予想済み。
そこでネットで調べたところ眼科では装着練習できるらしいのでちょうどいいや、という思いでした。

さて、成人式は1月です。しかしコンタクトは1回目で買えないとか、慣らす必要があるとかネットで見ました。

「12月中には眼科に行かなくてはならない…!」

年末予定が詰まっていたかといえば、そうでもありませんでした。しかし何かを理由とつけて、眼科へ行くのを渋る毎日…。原因はやっぱり怖いということ。

 

2015年 12月30日

  • 段々理由をつけるのも疲れて覚悟を決めたその日。いざ眼科へ!

 午後2時過ぎに眼科へ。過去何度か眼鏡の処方箋をもらいに行ったところでした。

受付をして、少し待って、視力などもろもろ検査。ここまでは眼鏡のときと同じです。そしてコンタクトの種類を決め、装着と取り外し練習、という流れのようでした。
初めてということで単価の安いソフトコンタクトに。細かい種類はつけ外ししやすいという勧めで決めました。

目の前にすると思ったより面積が大きい。

いままで父のハードコンタクトレンズしかちゃんと見たことがなかったので驚きました。
同時に本当にこの大きさのものが目に入るのか…?という疑念も浮かびました。

ここから眼科パート。

1.とりあえず、言われるがままに椅子に座って眼科の人に装着してもらう。

これが、なかなかうまくいかない。
眼科の人の指が迫ってくるのを見ると、目を閉じようとしてしまう。それでも眼科の人は目を開けさせるしかない。

「目の力抜いてくださいー」と言われ、意識を遠ざけて力を抜こうとはしてみるも、勝手に目は閉じてしまう。
本当に眼科の人(先生ではないし、看護師とは言わないし、何と言うんでしょう。)には申し訳なかったです。
なんとか眼科の人のテクニック(下半分からくっつけて、滑らせる)で装着はできました。
この時点で瞼と目には痛みがじんじん残る。でも、眼鏡の重さがなくても視界が明るい。それはすごい新鮮な感じでした。
ソフトコンタクト使用上の注意などを見たり、矯正視力の調整などをして、一先ずコンタクトを外すことに。

 

2.ここからは自身でやるということで、コンタクト取り外しにチャレンジ。

やり方は

①上瞼を左手で、下瞼を右手の中指で開く。

②右手の人差し指と親指をくっつけた状態で目に近づけ、コンタクトをつまんで取る。

とのことでしたが、全くうまくいかない。

外すのにこんなに手間取っていたら、装着はもっと大変なのでは?
どんどん疲労がたまってきます。
でも近くで眼科の人がずっと見守ってくれているし、申し訳なさでいっぱいなのでとりあえずトライ&エラーを繰り返します。 
……何とか外せました。と言っても、指でコンタクトをつまんだ感触はなく、気が付いたらとれていた感じ。

 

3.一応、装着もチャレンジ

この時点で、眼科に来てから1時間半近く経っていました。

「一応、装着の練習もしてみます?」

「…はい…」

やり方は人により場所により様々あるみたいなので割愛します。
ただ一つ言うとすれば、大変だったのは眼を指で大きく開けさせること。
利き手と反対の指を使って上瞼を上から引っ張るわけですが、腕ごと上方に持っていかないとちゃんと引っ張れません。腕を上方に持っていく状態が続くと、すごく疲れてきます。
下瞼も利き手の中指などで下へ引っ張ります。このとき自分の目がぎょろっとするのがわかって、少し怖い。
こんなに頑張って眼を大きく開けさせている。
なのに、レンズを乗せた人差し指が近づくと、瞼は凄まじい勢いの反射神経で閉じようとします。

この時の私にとって、コンタクト(の着け外し)はハードルが高いこと。それは痛いほどわかりました。実際に目はすごく痛いし。
それに、自分のふがいなさにどんどん気持ちが暗くなっていくのも感じました。

「一番最初のステップとして、目薬を真上から点せるように」
結果としてこの日は装着はかなわず、診察料だけ払って帰りました。
眼科の人が言ったように目薬を買って、その後コーヒーショップに入ったのを覚えています。

 

 2016年 1月

  •  年は越して2016年。練習の日々。

年末は「大体の人が当たり前にできることを私はできないのか……」と落ち込みましたが、そうも言ってられません。
極力、成人式までにコンタクトを購入したい…!という思いで一先ず
「成人式前にもう一度眼科に行ってチャレンジしよう、そこでダメだったらやめよう。」と決意。

毎日目薬を差す練習をしたり、

実はセール品を買ったら刺激度の高いもので、染みてしまったので思うより頻繁にはできませんでしたが……。

インターネット検索で<コンタクト ソフト 装着できない>などと入力して、出てきたページを見たりしました。

その中で参考になったのは、
「実際に付けてみる前に(清潔な指で)眼球に触れてみる」
それを練習し、慣れることでレンズを付ける時もしっかり指を向けて付けにいくことができる、とのこと。
そういえば眼科の人もそんなことを言っていたなあ、と思い出しました。

少し不安はありましたが、これもコンタクトを買うため…!
風呂上りに指で眼球を直接触れる練習もしていました。

 

 2016年 1月初旬

  • 満を持していざ眼科へ!(2回目)

成人式当日の諸々が決まっていき、いよいよ現実味を帯びてきた頃。
目薬も50%位の成功率で点せるようになった。指で直接眼球に触れることも大分慣れた。
今行かなければ、他の機会はない!と眼科へ向かいました。

ここから眼科パートその2。

1.今回は装着練習から。

てっきりまた視力測定から始めると思っていたので、内心は「心の準備がまだできてないです…!」と心臓バクバクでした。
眼科の人は前回とは違う人でした。
コンタクト装着液というものを点けてもらいながら、チャレンジ。
以前より指とレンズが目の前に来ている感覚はあるし、最早眼に付いている。
が、ちゃんとくっつかない。指を放すとポロッと離れて行ってしまう。
なぜだ。でも、せめて前回くらいは粘ろう。指を入れる角度を変えたりなど、試行錯誤をしました。
そんな気持ちで数十分後、遂に片方のレンズ装着ができました。

2.その後はスムーズに。

コツをつかみ、もう片方のレンズも装着。
更に眼科の人に他の種類のレンズを勧められたので、そちらも装着してみました。違いは判らなかったけれど、潤いがあるらしいです。
目に慣らせることも考えコンタクトを付けたまま帰ることに。外すときもすんなりできたのでこれなら家でも外せるだろう、という判断です。

3.ソフトコンタクトレンズ購入完了!

2種類の処方箋をもらい、眼科を出ました。そして併設されているコンタクト販売店へ。
後からお勧めしてもらった種類は在庫がなかったようで、付けやすさのあるものを頼みました。両目1か月分を購入。
両目とも同じ度にしたので特に区別はないです。LINEクーポンが使えたのでその場で友達登録をして使用しました。
その後はコンタクト用に人工涙液の目薬を買って帰りました。

前回眼科に行ったときとは打って変わって、清々しい気持ちで帰路につきました。

 

そんなこんなで無事、ソフトコンタクトレンズを購入しました。

また、当初の予定通り成人式でも付けていきました。昔から目が悪かったので、昔よりこの日のほうが同級生の顔がよく見えたかもしれません。

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コンタクトレンズがどうこうなんて人にとってはどうでもいいことのようですが、私にとっては一大事でした。
本当は、2回目眼科に行くとき「これでできなかったらクソダサいのではないか」と思っていたりもしたんですけれど、行ってよかったです。

20歳を超えて、明確に「何かができるようになる」感覚を得られるのは快感ですね。

世の中には努力とか才能でなく、少しの知識とコツで可能になることもあるのだと思いました。